札幌市内でサケ学習を熱心に取り組んでいる東白石小学校の5年生と、豊平川でサケの観察をしました。
一条大橋上流の左岸側から中州へ渡り、水際まで来ると、10尾以上のサケが産卵行動をしているのが見られました。背びれが出るくらいの浅瀬で、バシャバシャと水しぶきが上がり、みんな大歓声を上げて観察していました。
「卵を産んだ場所はどこ?」「卵はどれくらいの深さにあるの?」「そこに死んだサケがいるよ」など、とても熱心に質問してくれたので、サケと川との関係をたくさんお話しすることができました。
観察が終わると、職員が投網でサケを捕獲しました。産卵間近のメスがいたようで、メス1尾に対して、6尾のオスが捕れました。大きさや年齢を調べる鱗を採取し、少しだけさわってから、川に戻しました。
とても観察しやすい良い場所なのですが、すぐ上流で川の工事をおこなっており、濁った水が流れてきます。朝一番には川底が見えていたのですが、あっという間に濁ってしまい、捕獲が終わる頃にはサケがいることもわからないほどになってしまいました。