水路捕獲第1号? …じゃなかった。

できごと

先日豊平川のサケ第1号を捕獲したばかりですが、きょう、続いて第2号が捕れました(たぶん)。
何だかあいまいですが、捕れた場所がなんとさけ科学館の放流水路の中。

ボランティアの山真君が真駒内川で釣りをしていた人に教えてもらい、さっそくみんなで見に行くと…、いました。
山真君@福笑い
体長74.5cm、年齢満4歳の立派なオスです。

このサケにはアブラビレが付いているので、さけ科学館で育てたサケではなく、豊平川生まれ・育ちのサケです(たぶん)。
またまた自信なさげですが、実はこの水路の上流にはさけ科学館の展示水槽があります。

水槽には今、千歳川から運んだオスザケが20尾以上います。
逃げ出さないようにはしていますが、超パワフルな上、落ち着くまでは何度も脱出を試みようとするサケのこと、可能性ゼロ!とは言い切れません…。
…明日の池そうじの際に、1尾減っていないか数えてみます。

去年の11月には、アブラビレのない(=さけ科学館育ちの)サケがこの水路の出口で捕れました(記事)。

きょうのサケ、疑惑が晴れて、豊平川から上がってきたサケだとしたら、さけ科学館育ちでもないのになぜこの水路に入ってきたのでしょう?

さけ科学館の飼育水は100%地下水です。今の時期はまだ川の水温よりも低いので、低水温を好むサケが「冷たくて気持ちいぃ~、ちょっとひと休みしよっ。」と、水路に入ってきたのでしょうか?

あるいは、現在メスザケ数尾を水槽で展示していて、池で産卵リハーサルも始めているので、何らかのフェロモン的な物質をこのオスが感知して「こっちにメスがいる!うほっ!」と上がって来たのかもしれませんね。

9月20日追記
 昨日水路で見つかったサケですが、さけ科学館の池から逃げ出したサケでした!
 きょう池のサケを数えたら、ちょうど1尾足りませんでした。
 お騒がせして申しわけありません。
 今後は逃がさないよう、がっちりガードを強化します。
 しかし、改めてサケのパワーには驚かされました。