今シーズン5回目のサケ産卵床(卵を産んだ場所)調査と標識確認調査をしましたが、工事排水で川が濁っていました。
幌平橋下流で堰堤工事が始まり、排水トラブルがあったようで、泥水が流されてしまいました。
泥水によって砂利の間に泥がつまり、卵や仔魚が窒息したり、稚魚が浮上できなくなる可能性があります。
2日後には濁りは収まっていましたが、すでにたくさんのサケが産卵を終えているため、川底にある卵への影響が心配されます。
26日は濁流の影響が少なかった場所を調査し、28日に改めて調査を行ないました。
【本日までの確認数】
産卵床:372ヶ所 ・ 調査親魚:92尾(うち21標識魚) ・ 推定遡上:約700尾
※寒くなってサケが増え、遡上数は昨年の7割にまで回復してきました。
※今年の調査では、現在のところ77%が自然産卵魚です。
サケが観察できる場所は、水穂大橋から約300m下流の右岸側(下流に向かって右側)で、浅瀬で産卵しているサケが10尾ほどいました。
また、東橋から下流を見ると、真下に産卵床を守るメスが2尾見えます。
JR鉄橋の約200m下流にも10尾ほどのサケが産卵をしていました。
水温は1度と低くなったため、湧き水の多い、下流での産卵が多くなりました。