琴似発寒川でサケの産卵床調査をおこないました。
今年はこれまでサケの遡上がとても少なかったのですが、今日はたくさんのサケを確認することができました。
オススメの観察ポイントは、農試公園橋から下流に向かって右側の堤防沿いを約50m進んだあたりで、ケンカで白くなったサケがたくさんいます。
目視でメス21尾、オス23尾もいました。
矢印はケンカで白くなったオスザケ
寒月橋下流、メス8尾、オス6尾(目視)
矢印のところにサケがいました
いたどり橋上流・酒精前付近、メス16尾、オス14尾(目視)
【本日のサケ確認数 産卵床107ヶ所、捕獲12尾】
遅れながらもサケは産卵のピークを迎えているようです。
だいぶ寒くなりましたが、やっと観察できるようになりましたので、ぜひどうぞ。
死体魚を測定していたとろ、あぶらびれのないサケを見つけました。
下のサケは○部分にあぶらびれがありません。2歳、オス。
石狩川水系の豊平川では、あぶらびれを切除して放流する調査しているため、この個体は豊平川からの迷いザケです。母川に戻らない迷いザケは数%いると言われていて、これの個体は開拓精神旺盛だったのでしょう。
残念なことに、またアカミミガメを見つけました。
アカミミガメは、「ミドリガメ」と呼ばれ縁日やペットショップで売られています。飼いきれず捨てられたのでしょう。北海道にはもともとカメはいません。川には放さないでください。