この「札幌サケ情報blog.」、今のところサケがサクラマスに押され気味です。今年は遡上数が多いなあと感じていましたが、きょう真駒内川を通して歩いてみて、実際に多いことがわかりました。
まだきちんと集計していませんが、石山の魚止えん堤からさけ科学館までの約4km区間で、見かけたサクラマスは死体も含めて60以上、実数はもっといたでしょう。産卵床(さんらんしょう・メス1尾が産卵した場所)も軽く100ヶ所オーバーでした。
10年以上前から毎年実施しているこの調査で、過去最多になるのは間違いなさそうです。
産卵場所を守っていたメス、なぜか逃げないのでそっと近寄ってみると、こちら側の目が傷ついて見えないようです。なかなかないチャンスなので水中撮影してみました。
まだ死体は少なかったですが、1週間後にはかなり増えそうです。このオスは一生の最後に思いを遂げられたのでしょうか。
サクラマスの姿は10月上旬まで見られ、その後サケに主役を譲って消えていきます。