「想いを込めて、放つ」 2題

できごと

4月16日、佐藤水産の社長さんはじめ社員のみなさんと一緒に、豊平川でサケ稚魚の放流をしました。

美味しい天然鮭でおなじみの佐藤水産は、鮭に関する食育普及や、毎年秋には鮭供養をするなど、鮭にこだわりを持った活動をされています。

今回お申し出をいただき、さけ科学館としても、鮭と消費者との橋渡し役をしている佐藤水産の方に放流作業をお手伝いいただくのはとてもよいことだと思い、一緒に放流することとなりました。

池からすくう
もちろん稚魚は、さけ科学館の池で育てたものです。今回3万尾をすくって、放流場所の一条大橋付近まで運びました。

社長さんのあとさけ科学館からもご挨拶させていただき、春の増水きらめく豊平川の流れにさっそく放ちました。
想いを込めて
社員のみなさんそれぞれ、想いを込めて放していただきました。
この想いが、たくさんの方に広がればいいですね。

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翌日の17日は、卵から稚魚まで育てた小学生たちによる放流、「サケ稚魚壮行会」です。

札幌市内の小学校でのサケ飼育学習活動は、今年で32年目!にもなります。

これまで苦労も様々あったと思いますが、サケを通じて子どもたちに環境・情操教育をしたいとの想いでこれだけ長く続けられてきた、主催者の札幌クラークライオンズクラブには、感謝の気持ちでいっぱいです。

32年目の放流
セレモニーのあと、真駒内川河川敷に移動して、さっそく放流です。

想いを込めて
学校で育てたサケ稚魚約1,000尾に、さけ科学館で育てたサケを合わせて、真駒内川につながる水路にみんなで放流しました。
子どもたちの想いは、遠く北太平洋まで届き、またサケが帰ってくる3~4年後までも、きっと届くはずです。