海で釣れた謎サケ

サケ情報

札幌のサケではありませんが、ちょっと紹介します。

「変わったサケ?が釣れたんだけど、見てもらえませんか?」という問い合わせがあり、現物をさけ科学館まで持ってきてもらいました。
スリムなサケ
さて、どちらが「変わったサケ」でしょう?
下はふつうのオスザケです。上も種類はサケ(シロザケ)ですが、体形が妙に細長いです。
全長が83cmなのに、体高が13.7cmしかありません。
ふつうの体形なら、こんな感じ↓ (画像の縦横比を変えてみました)
体形操作

釣ったのは10月19日、場所はオホーツク海側の北見市常呂、砂浜からの投げ釣りとのことです。

おなかを開いて中を見てみると、
おなかのなか
卵が入っていたのでメスですが、なぜか全部で5粒しかありません。
銀ピカの魚体や、食べたエサが入った大きな胃袋を見ると、川で産卵を終えておなかに少し残った卵、とも考えづらく、おそらく5粒しか作ることができなかったのではないかと思います。

ウロコを取って年齢を調べると、なんと満7歳でした。
メスザケの場合、成熟年齢は通常満2~5歳です。
さけ科学館で確認した満7歳のサケは、1999年9月29日に札幌の琴似発寒川で捕獲した69.5cmのオスに次いで2例目ですが、メスでは初記録です。
ちなみに満6歳&8歳以上のサケは、さけ科学館では確認数ゼロです。
年齢の高いサケは、成長が悪くてその歳まで成熟できなかった、と考えられます。

お味の方までは確認できなかったのが、ちょっと残念です。