こんにちは。
10月25日-26日にかけて、3回目のサケ調査を豊平川で行いました。
例年、遡上のピークに差し掛かる時期ですが、今年はどうでしょうか…。
今回は、さけ科学館館長も参戦。
※川歩きが久しぶりだったので、コタコタだったそうです。笑
耳石取りにもトライ。
無事、2つとも取り出しに成功しました。
前回のブログでもご紹介した耳石の取り出し。
なぜ採取しているのでしょうか。
実は、さけ科学館が豊平川(真駒内川含む)に放流しているサケ稚魚の耳石には標識がつけられているのです。
それがこちら。
※分かりやすいように一部を赤くなぞってあります。
これは全世界でかぶることなくつけられているマークなので、例え遠いベーリング海で捕獲されようと何処産のサケかつきとめることができます。
さけ科学館がこれを実施している理由は、豊平川に遡上してくるサケの野生魚割合を調べるため。
マークがなければ野生魚、さけ科学館オリジナルのマーク(2本線スペース2本線)があれば放流魚となります。
※耳石の取出しは、サケの頭を開ける必要があるため、ホッチャレ(死んだ個体)のみおこなっています。
興味のある方は、札幌ワイルドサーモンプロジェクト(SWSP)ニューズレター第4号のp.29-33をご覧ください。
次回の調査は11月上旬を予定しています。
それでは。
床止めの脇にいたスナヤツメ。
必死になってコンクリートに吸い付いていました。
≪2017年10月26日までの累計数≫
・産卵床確認数(豊平川)
サケ産卵床 199ヶ所
・遡上推定数
※産卵床数の2倍の数が、推定遡上数となります。
サケ 398尾
ホッチャレ/親魚計測個体数 計44尾
≪観察ポイント≫
なし。
追記:10月28日にJR上流に2か所の産卵床を確認したため、追加いたしました。
≪2017年10月28日までの累計数≫
・産卵床確認数(豊平川)
サケ産卵床 201ヶ所
・遡上推定数
※産卵床数の2倍の数が、推定遡上数となります。
サケ 402尾
ホッチャレ/親魚計測個体数 計44尾