【2016年9月30日(金)追記:琴似発寒川サクラマス観察ポイント】
例年より多いサクラマスですが、この場所が見やすいと思います。
観察する際は、産卵行動をそっと見守って下さいね。
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今日は琴似発寒川にてサクラマスの産卵状況を調査してきました。
結果から言うと、すごい数でした。
昨年の同時期、琴似発寒川で確認した産卵床数は、66か所。
今年はなんと・・・294か所!!
至るところでサクラマスの産卵行動を見ることができました。
これはメスのサクラマスが、卵を産む穴を掘っている様子です。
尾びれがだんだんとボロボロになっていきます。
サクラマスは、橋の下や川岸から木が覆いかぶさっているところなど、障害物があるところを産卵場所に選ぶことが多いです。
えん堤の隅なんかも好きですね。
警戒心の強い魚です。
産卵行動をしたあとは、メスのサクラマスが産んだ場所に砂利をかけます。
産卵床の写真です。
写真の中央部だけ周りと違う大きさの石が集まっているのが分かるでしょうか?
その下に卵があるんですよ。
ちょっと珍しい光景がこちら。
普通、産卵床を守るのはメスなんですが、この産卵床にはオスが張り付いていました。
相手がどこかに行ってしまい、別のメスを待っているんでしょうか・・・。
今年はサクラマスの数が多いので、産卵行動を観察するにはもってこいです。
いろいろな試練を乗り越えて帰ってきています。
観察する時は驚かせないようにしてあげてくださいね。
☆おまけ☆
サクラマス水中写真。
手前の川底にピントが・・・惜しい!!