こんにちは。
明けましておめでとうございます。
今年もさけ科学館をよろしくお願い致します。
1月6日(水)と7日(木)の2日間で、今年度ラストの豊平川産卵床調査に行って来ました。
毎年のことながら、この時期の調査は身に沁みます。。。
遡上の終盤という事もあり、下流ではホッチャレの数がとても多くなっています。
流れのゆるやかなところにサケがいました。
ボロボロになって、産卵床の上で流れに耐えることができず、少しずつ流されているメスザケです。
今年度の豊平川は、例年に比べると産卵床数が多い結果となりました。
豊平川と同じ石狩川水系の千歳川(インディアン水車)での捕獲数も昨年より多く、過去10年の累計平均値を約10万尾も上回っています。
※「サケのふるさと千歳水族館」ホームページ(捕獲状況)参照
→https://chitose-aq.jp/map/indian/captureinformation.html
また、北海道全体で見ると(11月30日現在)、日本海側が前年同期103%平年同期95%、太平洋側が前年同期107%平年同期70%となっています。
昨年よりは多い回帰が確認されたようです。
※「国立研究開発法人水産総合研究センター北海道区水産研究所」ホームページ(さけます来遊速報)参照
→さけます来遊速報
来年も、豊平川が抱えきれる尾数のサケたちが、元気に帰って来れると良いですね。
~御礼~
豊平川の産卵床調査は、さけ科学館だけではなく、たくさんの方々のご協力のもと成り立っています。
今年度もお忙しい中、ありがとうございました。
この場をお借りしてお礼申し上げます。
≪2016年1月7日までの累計数≫
・産卵床確認数(豊平川)
サケ産卵床 824ヶ所
・遡上推定数
※産卵床数の2倍の数が、推定遡上数となります。
サケ 約1648尾
ホッチャレ/親魚計測個体数 299尾
≪観察ポイント≫
なし