今年度1回目の豊平川産卵床調査

Newsサケ情報できごと豊平川

【2015年10月8日追記】
10月4日(日)に調査した区間のデータも追加し、更新しました。
GPSデータにも番号をつけてあります。

こんにちは。
9月28日(月)に豊平川へ、サケとサクラマスの遡上状況を調査しに行ってきました。

主な調査の内容は以下の通りです。
①産卵床(卵を産んだ場所)を一つずつGPSに記録していく
②死んだ個体(ホッチャレ)を測定し、鱗とヒレのサンプルを採取する
③遡上に障害のある場所がないかチェックする
④例年と比べ、地形が大きく変わったところがないかチェックする
採鱗の様子
尾叉長測定
ホッチャレから鱗を採り、体長(尾叉長)を測定している様子です。
ここまで分解が進んでいると、においがなかなか・・・
毎年行っていると、季節を感じさせるにおいとなりつつあります・・・
サケ
ホッチャレとモクズガニ
産卵床とハナカジカ
ヤマメ
話が逸れましたが、豊平川にはサケはもちろんのこと、他にも生きものと出会うことができました。
ホッチャレを食べているモクズガニや、産卵床の近くで卵を狙っている(たまたま?)ハナカジカ、ヤマメの群れ。
いろいろな生きものたちが共存しているんですね。
みんなで今ある環境を大切にしていきましょう。


≪2015年9月28日までの累計数≫
※9月30日(水)にさけ科学館横~8号床止めまでの調査を行う予定でしたが、雨による増水と濁りのため中止しました。なお、地図情報にある旗(上流部分)には3か所ほどサクラマスの産卵床が混ざっていますが、全域を調査実施した後、名前と通し番号を付ける予定です。もう少々お待ちください。

・産卵床確認数(豊平川)

 サケ産卵床  98ヶ所

・遡上推定数
※産卵床数の2倍の数が、推定遡上数となります。

 サケ     約196尾

 ホッチャレ/親魚計測個体数  45尾

≪観察ポイント≫
川岸や橋の上から安全にサケを見られる場所は、今回の調査では見つけられませんでした。