本日行った豊平川のサケ産卵床調査の結果を発表します!
新たに見つかった産卵床数は、151か所。
特に、水穂大橋~北十三条大橋にかけて、たくさん確認できました。
この写真は、上の部分が水の上に出てしまっている産卵床です。
つい先日まで増水していたので、その時は水中にあったのでしょう。
今回の産卵床調査では、「サケは死んでも無駄にならない」ということを再確認させられました。
下の写真は、カラスについばまれているホッチャレの様子と、何かしらの動物に食べられたであろうアメマス(上:アメマス、下:サケのホッチャレ)の様子を撮影したものです。
サケは海で大きくなります。
そして海で得た栄養を、川や森に運ぶ働きもしているのです。
プランクトンがホッチャレを分解したり、動物がホッチャレを食べたりすることが、川や森の豊かさに繋がっていきます。
卵から生まれたサケの稚魚が、その豊かな環境で虫などの餌を食べ、海へ下っていきます。
そのように、無駄にはならず循環していると言うのは、とても大切なことだと思います。
次回の調査は、11月の4週目から5週目辺りに予定しています。
より大きな地図で 20131106豊平川産卵床調査 を表示
これまでの調査の結果は…
≪2013年11月6日現在の累計数≫
・産卵床確認数(豊平川+真駒内川)
サケ産卵床 404ヶ所
・遡上推定数
サケ 約808尾
ホッチャレ確認数 49尾
≪豊平川サケ観察おすすめポイント≫
・藻岩橋下流左岸側:3尾ほど橋の上から観察できました。
・南七条大橋上流右岸側:4尾のキレイめなサケを観察できました。