豊平川サケ産卵床調査(5回目)

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豊平川に上るサケの調査を12月7日と12日におこないました(今シーズン5回目)。
今年は、10月下旬の増水以降、なかなか水位が下がらず、今回もいつもより20cmくらい水位の高い状態での調査でした。水が多いと、サケが卵を産む場所が深くなって見づらくなってしまうので、確認できなかった産卵床(1尾のメスが卵を産んだ場所)も少なからずあったと思います。

12月7日と12日に確認した産卵床の場所
(※地図上で陸に見えるところがある場合がありますが、川の地形が変わり、現在は水の中です)

より大きな地図で 豊平川サケ産卵床位置(2012/12/07-12/12) を表示

観察するために川に近づくのも大変ですが、12月12日現在、豊平川でサケが観察できる場所は、水穂大橋下流の右岸側の水路と平和大橋直下右岸側です。
それぞれ数尾~10尾のサケが産卵していました。

河川敷は一面雪景色。幻想的でとってもきれいです。
川の中を歩くのは楽ですが、河川敷の雪を漕いで歩くのが一苦労でした。
さけ科学館横の真駒内川公園橋の上流では、今シーズンたびたびサケが産卵床を作っていました。
この日も前回確認したのとは別のメスザケが産卵床を守っていました(赤丸の中)。
水温0度、河岸が凍りつく中、まだ頑張っていました。

《2012年12月12日現在の累計数》
産卵床確認数(豊平川+真駒内川) 497ヶ所
遡上推定数            約1000尾
ホッチャレ確認数          182尾