8/17に今度博物館実習生が行うイベント「釣って知ろう!ザリガニ」のために
札幌市内のザリガニ調査をしてきました。
今回はニホンザリガニとアメリカザリガニの調査です。
まずはニホンザリガニの調査ポイントへ!
まだまだ市内にもこんな場所が残っているんですね!
これからもこういう場所は大事にしていきたいものです。
生息地としてはあまり広くはないですが、木でおおわれていて少しひんやりとしていました。
水温は15℃で、水に手をつけるとつめたかったです
目を凝らして見てみると・・・・
あった!ニホンザリガニの巣穴!
掘り出してみるとなかには5㎝ほどのニホンザリガニが!!
他にも何匹か採れて、
メス3匹、オス1匹、稚ザリガニ3匹の合計7匹いました。
この場所は10年前とあまり変わっていなかったです。
これからもみんなでこういうニホンザリガニが
棲めるような環境を守っていきましょう!
次にアメリカザリガニの調査ポイントへ!!
前回来たときよりも水がすくなくなってました。
そのせいかここにはほとんどアメリカザリガニがいませんでした。
また、鳥の足跡もあったから、鳥に食べられちゃったかな?
調査していると、地元の中学生が
「なにやってるんですか?」
もちろんぼくたちは
「ザリガニの調査だよ!」
すると、その中学生は
「もっと採れる場所あるよ!」
なに!?そんな場所が!?
僕たちは小学生案内してもらいその地点へ・・・
そこで小学生に教えてもらいながら釣っていると・・・・
もうザリガニが採れる採れる!!こんなに採れましたよ!
また、別の場所で調査をしていると、地元のおばちゃんがザリガニを放しに来ていました。
そのザリガニはここで採れたものらしく、もう飼えなくなったので放しに来たそうです。
いくら、その場所で採れたからと言っても、アメリカザリガニは外来種です。
そもそも日本にいることが問題なんです。
外来種というのはほとんどが人間によって運び込まれたものです。
その多くはペットとして飼われていたものが
「もう飼えなくなった」
という理由で放されたものです。
たしかに、生き物を飼っていていろいろな事情があって飼えなくなることもあります。
しかし、かわいそうだからという理由でもともとその生き物がいなかった場所に放すというのは
決して良いことではありません。
そのようなことによって、日本本来の生態系が壊されていることはご存じでしょうか?
アメリカザリガニのような外来種を放すことは、放された生物にとっても、もともといた生物にとっても良くないんです。
みなさんも外来種を飼うときは十分気をつけてください。