今度はサケ皮の二胡

できごと

先日サケ皮の三味線を紹介しましたが、今度は別の楽器が上海から届きました。

上海からの航空便

開けてみると…二胡(にこ)という中国の楽器です。

実は昨年、上海で二胡を製作されている椿さんという日本の方から、サケの皮を用いて二胡の製作を試してみたいとのお問い合わせをいただきました。

ちなみに、本来の二胡にはニシキヘビの皮を用いるそうです。

さけ科学館では、採卵使用後のオスザケの皮を用いて靴づくりの実習をしています。その情報をネットで見つけてのお問い合わせです。

サケ皮二胡の製作レポートを展示に使わせていただけるなら、との条件でお受けしたのですが、何と「二胡本体も製作後に提供します」とのありがたいお申し出をいただきました。

幸い、オスザケにゆとりがあったので、皮を提供し、それから1ヶ月あまりで二胡が届きました。

二胡の全体像

胴に張られたサケ皮

サケ皮がしっかり張られていて、指ではじくと太鼓のような音がします。
職員はみな、二胡を間近で見るのは初めて。もちろん、弾いてみようにも、まともな音になりません。
二胡の演奏できる方を探して、いずれ音をお聴かせする機会を設けたいと考えています。