サケ第1号を求めて… ─ 9月9日 ・ 豊平川

豊平川

9月に入り、各地からサケの便りが聞こえ始めています。豊平川では例年、9月上旬頃にサケの海からの遡上が始まります。
豊平川には千歳川のインディアン水車のような捕獲施設がないので、さけ科学館職員が網で捕まえた第1号を、その年の初ザケ確認としています。
さすがに毎日調査には行けないので、初確認日は他の仕事の都合に左右される、とも言えますし、たまたま捕獲失敗が続いて遅くなる年もあります。
豊平川のこれまでのサケ初確認日を紹介します。
 (グラフをクリックすると拡大表示)
はじめてのほかく
職員の経験値向上?が理由か、年々早くなってきている傾向がありそうですね。
今日は9月9日。そろそろサケが捕まってもいい時期です。というわけで、さっそく出動しました。
場所は南9条大橋のちょっと上流にある、5号床止(とこどめ)という人工の段差がある場所です。ここは去年までは、海から来たばかりのサケがよくたまる場所でした。言い換えれば、サケが遡上しづらい障害物になっていたわけです。しかしこの冬に全面的に造り替えられたので、今年はサケがたまるかどうか…。
投網を打つ!
サケがたまりそうな場所を投網で探りますが…まったく気配なし。
打つべしっ!
残念ながら今日のところは、サケ第1号はお預けとなりました。
捕獲できたらさけ科学館の水槽で展示する予定なので、なるべく早くみなさんにお見せできるよう、がんばりマス!