特定外来生物のお引っ越し

できごと

実録引っ越し記録。長いです・・・

同居してました・・・

さかな館入ってすぐの水槽に、通称ブラックバスと呼ばれる2種が同居して展示されていたのをご存じでしょうか?このオオクチバスとコクチバスは、環境省の指定する特定外来生物であるため、飼育展示には許可が入ります。初めは十分だったスペースも、彼らの食い気の凄さでグングンと成長すると、今の同居のままでは手狭になってしまいました。そこで、歩いて2歩の向かいの水槽に1匹を移動したいと思ったのがかれこれ半年前・・・。移動するにも正式な手続きが必要です。

あーでもない、こーでもないと手続きをしているうちにもバスたちはグングン成長し、狭い!狭い!と主張します・・・。も、もう少しまってね・・・と言い続けていましたが、晴れて引っ越しの日を迎えました!よかった~

逃げたりしないよね・・・

まずは立ち会い人が見守る中、コクチバスさんに、申請済みの移動用施設に移動してもらいます。フタが閉まるボックスの中にビニール袋いれ、サカナをいれたらゴムで閉め、2重に閉じます。コクチバスさんは慣れないことに異常な興奮状態!怒って怒って、模様も隈取りのような警戒の模様になっています!

袋ごと投入!

フタを2重にきっちりしめたら、2歩移動・・・。ち、近いな・・・。フタをあけ、袋ごと水槽に移動しました

ハイどうぞ~!

そして、チュルン!と投入。コクチバスさん、新居ですよ~。 とはいえ、それどころじゃなく、猛烈に怒っていますが。

ひろびろ~

残った移動前の水槽では、オオクチバスさんを広々と展示します。こちらもひどくびっくりしていて、いつもの居住スペースより広く泳げるのが不思議でしかたないらしく、おっかなびっくりの様子でした。

2種はこのあとしばらく落ち着かないようでしたが、今ではコクチバスさんの怒りもおさまり、お互いひろびろスペースで暮らしています。一時は、ケンカが激しくなったり、謎の病気になったりしましたが、間に合って一安心です。よかったよかった。実録特定外来生物お引っ越し騒動でした。