明日から天気が悪そうな予報なので、今日は急きょ豊平川のサケ産卵状況を調べてきました。
川を歩いて産卵場所を確認しながら、ホッチャレも拾って記録していきます。
秋が深まってくると、ウロコがはげた黄色いホッチャレ(通称イエローサーモン)が目立ってきます。
調査もあと少しで終わりというとき、川のまん中を歩いていると、岸の草むらでガサガサと大きな音が・・
「釣り人かな?」と見ると、なんとシカが出てきました。大きな角を持ったオスです。
シカはこちらから逃げるように豊平橋の下まで行きましたが、その先にも川で作業中の人が・・
またこっちに走ってきて草むらに消えました。
河川敷には多くの人がいたので、危ないかもと携帯で110番通報しました。
このあと、このシカが市街地に出て大騒ぎになったそうです。
シカはもう見られないと思いますが、豊平川のサケ観察ポイントも今年はあいかわらず少ないです。
・東橋の上から上流側の川の中を見ると、右岸側に卵を守るメスが3尾いました。
・5号床止でジャンプするサケがいたのと、そのちょっと下流、川底に張った産卵防止の網が終わるあたりで産卵しています。
(ただし5号床止は11月から工事が入ります)
※人が近くまで行けない場所で、サケが集まって産卵している場所はいくつかあるのですが・・
【本日までの確認数】
産卵床:409ヶ所 ・ 調査親魚:156尾(うち標識魚32) ・ 推定遡上:約830尾