イトウのおなかにさわってみたよ!
「イトウのおなかにさわってみよう!」たくさんの方にご参加いただきました。
卵はまだ熟していなかったので、採卵の様子は見ることができなかったけど、その分、ゆっくりとイトウの大きさを体験してもらいました。
麻酔で動かないけど、力が強そうだね。
体長と体重も測ってみました。もう少しで大台、やっぱりデカイ!
持ったらすごく重いです。頭もでっかい!
もともとは職員のお仕事を体験イベントにしたものですが、とても好評なので、毎年の恒例イベントに決定!です。
「イトウのおなかにさわってみよう!」たくさんの方にご参加いただきました。
卵はまだ熟していなかったので、採卵の様子は見ることができなかったけど、その分、ゆっくりとイトウの大きさを体験してもらいました。
麻酔で動かないけど、力が強そうだね。
体長と体重も測ってみました。もう少しで大台、やっぱりデカイ!
持ったらすごく重いです。頭もでっかい!
もともとは職員のお仕事を体験イベントにしたものですが、とても好評なので、毎年の恒例イベントに決定!です。
さけ科学館のボランティアさんの日頃の活動を紹介する「プライベートワーク展」を今年もやる事になりました。
「4名以上になったら開催」ということで声を掛けたところ、7名(6組)の方が出展してくれました。
写真は準備中の様子です。
初日の3月28日には、まだ展示が完全に揃っていない部分もありますが、5月10日まで展示しているので、ぜひ見に来てください。
展示内容一覧は、後日お知らせします。
土曜体験「イトウのおなかにさわってみよう」
でっかいイトウのおなかにさわれます。
さわろうとすると、イトウはびっくりしてすごい力で暴れます。
しかし、麻酔を掛けるので、小さな子どもでも安心です。
3月28日(土)14時、さけ科学館にお越しください。
お金は掛かりません。申し込みもいらないので、誰でもさわれます。
小学3年生以下の方は、保護者同伴でお願いします。
さわってみて、卵がいい感じになっていたら、そのあと人工受精も見ることができます。
なお、前日と当日は、イトウのエサの販売はお休みとさせていただきます。
きょう市民の方から「変な魚が釣れたんですけど…」と持ち込みがありました。
「はいはい、いいですよ。見てみましょう」…サケ科の魚ですね。
体長は10cmたらず。
バケツの中だとよく分からないので、プラケースに入れて観察すると…
体の横に虫喰い模様があります。ムムッ。いきなり難易度アップです。
虫喰い模様をもつサケの仲間には、アメマスとカワマスがいます。
でもどちらも虫喰いは背中の方だけです。
アメマス
カワマス
この謎魚Xは背中にも、体の横にも虫が喰ってます。
それじゃあ、カワサバ(アメマス・メス × サクラマス・オス)と見較べてみましょう。
これは手稲の川で見つかったカワサバ。
こっちはさけ科学館で交配させて展示しているカワサバ。
どちらも虫喰いの奥に、ヤマメに似たパーマーク(青っぽい小判型の模様)が見えますね。
謎魚Xはまだ小さいので模様がはっきりせず、パーマークがあるのかないのかよく分かりません。
それよりもはっきりとした、カワサバと謎魚Xの違いを発見。
虫食い模様の濃淡が逆です。
カワサバ:地の色(面積大)―色がうすい 虫食い模様(面積小)―色が濃い
謎魚X :地の色(面積大)―色が濃い 虫食い模様(面積小)―色がうすい
この謎魚Xが釣れたのは、札幌市内の川です。
しかし職員が行ったことのない場所でした。
釣った方の話によると、ここではブラウントラウトとオショロコマが釣れるけど、ヤマメやイワナ(アメマス)は見ないそうです。
ひょっとすると、謎魚Xの正体は、ブラウン×オショロコマ=ブラコマ?
近いうちに現地調査に行ってみますが、虫喰いなのでカワサバ2号(仮)としておきます。
さけ科学館の売店でご好評いただいている『さけこっこっ』のパッケージが新しくなりました。
そのまま食べてもおいしいし、野菜と一緒に和えたり、パンにはさんでもおいしいです。
ゆでたレンコンにさけこっこっを詰めた『こっこっれんこん』
そのほか、スタッフのアレンジ料理も参考にどうぞ。
※さけこっこっは2011年1月現在、販売をお休みしています。
ボランティアさん各自の日頃の活動を紹介する「プライベートワーク展」に向けて、山真さんがまた釣りに行きました。
山真「またいつもの川に行ってきました。今日は一匹だけしか釣れませんでした。
一匹だけですが、すごく綺麗で元気なアメマスが釣れました。
あまりの威勢の良さにうまく写真が撮れませんでした。
この元気なアメマスが世代交代を繰り返せばいいのですが、この川のアメマスたちの未来は正直な所あまり明るいとは言えません。
砂防ダムで川が分断され生息域を減らされ、さらにはニジマスにより追い打ちをかけられている状態です。
そこらへんは僕がプライベートワーク展で詳しく書いてみたいと思うので、是非展示が始まったらさけ科学館までお越しください。」
展示は3月28日からの予定です。ご期待ください。
先週の第1回目放流に続き、きょう2回目の放流に行ってきました。
写真付きで詳しくレポートします。ちょっと長~いかも。
まずは地下水そうの稚魚たちを全部すくいます。
水そうの水位を下げてから職員2人が中に入ります。
専用の網を使って稚魚たちを端に追い込み、一気にすくい上げます。
一網打尽!では捕りきれません。これを4~5回ほど繰り返します。
網に入った稚魚はざるを使ってバケツに移し、トラックのタンクまで運びます。
タンクに稚魚がびっしり入りました。きょうは全部で18,100尾います。
酸欠にならないよう、ボンベから酸素の細かい泡を出します。
近寄って見ると…きゅうくつそうですが、元気いっぱいです。
18,103の命を載せて、さあダットラ号、豊平川へ出発進行!
…到着。
場所は先週と同じ東橋の下です。
きょうの水温は2.5℃。時折激しく雪が舞って、冬に逆戻りしたような天気です。
今回は長いホースを使って、サイフォンの原理で稚魚たちをタンクから吸い出し、川に放します。
まず、ホースの中に水をたっぷり注ぎ入れて…
タイミングよくホースの先を水中に入れると、高低差で水と一緒に稚魚が引っぱられていきます。
ホースの先には…
見送りのお兄さんがいます。
ホースの先から勢いよく飛び出す稚魚たち。
まるでウォータースライダーみたいですが、出口がよ~く冷えた川なので、ヒトだったら相当きつい罰ゲームですね。
サケたちにとっては、長い長い旅路の第一歩です。
4年後にここに帰ってくるサケは、きょうの旅立ちのことを覚えているのかなぁ、などと空想を巡らせながら、稚魚たちを見送りました。
さけますセンターと共同研究している豊平川のサケ標識放流調査から最新情報!
初めて、豊平川における千歳川サケの迷入率(千歳川に戻るべきサケが間違って豊平川に来た数)を調た結果が出ましたので報告します。
目印は、耳石(じせき)の標識です。耳石は、脳の横に1対あるカルシウムの結晶で、平衡感覚に関与する器官です。千歳川のすべての放流魚は、耳石にマークが付けられていて、磨いて顕微鏡で観察するとマークが読み取れます。ちなみに、調査期間中の豊平川の放流魚は、脂びれを切除して目印にしています。
ピンセットの先にあるのが耳石
豊平川の放流魚ではないサケを90尾分析した結果、2尾(2.2%)が千歳川の放流魚でした。
2008年9月~2009年1月に、豊平川には推定1000尾のサケが遡上しました。
脂びれの標識により、28.6%(286尾)が豊平川の放流魚でした。
耳石の標識により、1.6%(16尾)が千歳川の放流魚でした。
どちらの標識もついていない69.8%(698尾)が豊平川の自然産卵魚でした。
より正確なデータを得るために、この耳石調査は、今後も続ける予定です。
ボランティアの山真さんが、竿を持って市内の某河川の様子を見に行きました。
山真「今日は天気も良かったので僕が気にかけている川を新しく買った竿の実戦投入も兼ねて行ってきました。
周辺が住宅地ということもあり川の所々が雪捨て場にされ、更に一昨日の雨の影響なのかかなり濁りが入っていました。
川に雪を捨てると川に対するダメージが大きいので控えてほしいなあ、と 川に入る準備をしながらおもっていました 。
今回はさけ科学館からお借りした強い味方スノー シューを履いていきました。
この時期は川が雪で埋もれているのでかんじきがあると夏以上に速く移動できます。
何度かエサを振り込んでいるうちに流れの緩い淵で可愛いサイズのヤマメがかかりました。
厳しい冬を越えた綺麗な魚体に見とれつつ写真を撮りリリース。
しかし、時期的にこのサイズのヤマメばかりで見切りをつけ更に上に上っていくことに。
この川は途中で砂防ダムにより河川が分断されそれより上はサクラマスが上れずイワナとニジマスが住んでいます。
「いかにも!!」という淵があり振り込んでみると先ほどのヤマメとは明らかに違う引きが!!
おそらくはニジマスなのでしょうが今年初釣りで魚の引きを楽しんでいるうちに逃げられてしまいました。
今回はこの淵で釣りを止めて川をあがりました。」
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