先週の第1回目放流に続き、きょう2回目の放流に行ってきました。
写真付きで詳しくレポートします。ちょっと長~いかも。
まずは地下水そうの稚魚たちを全部すくいます。
水そうの水位を下げてから職員2人が中に入ります。
専用の網を使って稚魚たちを端に追い込み、一気にすくい上げます。
一網打尽!では捕りきれません。これを4~5回ほど繰り返します。
網に入った稚魚はざるを使ってバケツに移し、トラックのタンクまで運びます。
タンクに稚魚がびっしり入りました。きょうは全部で18,100尾います。
酸欠にならないよう、ボンベから酸素の細かい泡を出します。
近寄って見ると…きゅうくつそうですが、元気いっぱいです。
18,103の命を載せて、さあダットラ号、豊平川へ出発進行!
…到着。
場所は先週と同じ東橋の下です。
きょうの水温は2.5℃。時折激しく雪が舞って、冬に逆戻りしたような天気です。
今回は長いホースを使って、サイフォンの原理で稚魚たちをタンクから吸い出し、川に放します。
まず、ホースの中に水をたっぷり注ぎ入れて…
タイミングよくホースの先を水中に入れると、高低差で水と一緒に稚魚が引っぱられていきます。
ホースの先には…
見送りのお兄さんがいます。
ホースの先から勢いよく飛び出す稚魚たち。
まるでウォータースライダーみたいですが、出口がよ~く冷えた川なので、ヒトだったら相当きつい罰ゲームですね。
サケたちにとっては、長い長い旅路の第一歩です。
4年後にここに帰ってくるサケは、きょうの旅立ちのことを覚えているのかなぁ、などと空想を巡らせながら、稚魚たちを見送りました。