数日前の新聞にも掲載された鴨々川のサクラマス、今日時間が取れたので、初めて現物を見に行ってきました。
まず、豊平川から鴨々川への取水口を確認すると、柵は付いているものの、縦スリットの間隔が広く、これではサケやサクラマスが簡単に通り抜けます。この状況からすると、今回はおそらく豊平川に遡上した個体が迷い込んだのでしょう。
鴨々川に行ってみると、幌平橋からすぐの所で、産卵場所を守っているメスが1尾見つかりました。
ほかには産卵を終えて死んだメスが1尾。
おなかの中には卵が1粒しか残っていなく、無事に産みきったと言えます。
付近で産卵できそうな環境は、ごく短い区間しかないのですが、そこに5ヶ所の産卵床を確認しました。
オスの確認はできませんでしたが、状況からすると産卵は無事終えたものと思われます。
あとは卵が無事育つかどうかですね。ただ、ここで生まれても、越冬環境や降海、遡上のことを考えると、鴨々川ではちょっと難しいと思います。やはりサケやサクラマスが入ってこないような対策が必要でしょう。