豊平川にて、今シーズン一回目の産卵床調査を9月28日におこない、藻岩上橋から環状北大橋までの間で、サケが卵を産んだ場所を調べました。
台風15号の影響で、川の地形が大きく変わってしまっていて、始めに地図を大幅に修正をしなければなりませんでした。川岸の樹木はなぎ倒され流れが変わっていたり、河原の州が削られてなくなっていたり、反対に大きく堆積しているところもありました。
砂がたくさん堆積してしまった東橋下流の水路
川岸の木がなぎ倒されたJR鉄橋付近
また、堰堤に作られたの魚道(魚が上るための水路)が完全に砂利で埋まってしまっているところもあり、台風の影響の大きさを実感しました。
砂利で魚道が完全に埋まってしまった堰堤
南7条大橋から水穂大橋を中心にサケの産卵床があり、81ヶ所の産卵床が確認できました。
豊平橋付近と水穂大橋上流で、橋の上から産卵しているサケが観察できました。
いっぽう、サクラマスの産卵床は、30ヶ所ありました。本来、サクラマスはサケの産卵域よりも上流で産卵するのですが、今年は多くのサクラマスがサケの産卵域で産卵していました。
産卵していたサクラマスのペア
《9月28日現在》
産卵床確認数: 89個
推定遡上数: 180匹