多くのサケの仲間は秋に成熟しますが、イトウは春に卵を生みます。
さけ科学館では、継代飼育するために卵を取り出し、人工受精させています。
飼育中のイトウの採卵作業を見学し、大きなイトウにさわる体験がありました。
まずは、池を掃除して、作業の準備。
皆さんが集まってから、イトウに麻酔をかけて、卵が熟したか確認します。
麻酔をかけている間にちょっとだけタッチしてもらいました。
体重と体長も測りました。
オス① 100cm 13.4kg 17歳
オス② 97cm 12.8kg 17歳
15kg近くある大きなイトウはとっても重そう。
さけ科学館で最も大きなイトウは17歳で、職員のおじさんが20代の時に人工受精させたものです。大きくなったね。
幸い、卵が熟したメスがいたので、採卵作業もできました。
サケと違って、採卵後も生き続けるイトウは、お腹を絞って卵を出します。
卵をつぶさないよう慎重に、かつ手早く。
きれいな卵がたくさん取れました。
水に入れて受精させました。
イトウは、サケより人工受精が難しいです。
今日の卵がうまく育てば、6月頃浮上する予定です。