先日の記事でお伝えした、さけ科学館横の公園橋から観察できる真駒内川のサクラマス、26日にボランティアの木幡さんが産卵の瞬間を含めて写真を撮ってくれたので紹介します。
中央のメスの両脇にオスがいます。
橋の上からだと、こんな感じでよく見えます。
※あまり身を乗り出しすぎないよう、くれぐれもお気を付けださい。
メスは、時々体を横に倒して、尾びれで砂利を飛ばします。
上から見たときのオスメスの見分け方
オス:体の赤みが強く、体がスリムで鼻先がとがって見える
メス:鼻先が円くてややふっくら体型、体色は地味めで、尾びれが白っぽい
このようにかなり鮮やかな赤のメスもいます。
体長50cmほどのサクラマスの周囲に、10~20cmほどの魚が数匹、ウロチョロしているのが時々見えます。
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これは成熟したヤマメのオスで、産卵に参加しようとしています。
こちらはウグイです。
サクラマスの卵か、飛ばされる水生昆虫が狙いでしょうか?
ここより50mほど下流、放流水路の出口あたりでは、サケが産卵しています。
時々オスザケがサクラマスの所に偵察に来ます。
メスが口を開けると、いよいよ産卵です。
産卵の瞬間はサケよりかなり短く、2~3秒ほどで終わります。
メスはすぐに砂利をかけて卵を埋めていきます。
しかし、よ~く見ると、卵を狙う者たちが川底でうごめいています。
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ハナカジカ。4匹もいます。
※実は上のヤマメ、ウグイの写真の中にも隠れてます。気付きました?
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おなかぱんぱんです。
ハナカジカにとって、これから冬を乗りきるための大事なごちそうなのでしょう。
こんな様子が、橋の上からもうしばらくは楽しめそうです。
[9/28追記]
橋の下のサクラマスは、朝の時点で産卵を終えたメス3尾だけとなりました。
あと何日かは、自分の産卵場所を守ります。