活きのいいサケを、心ゆくまで。

できごと

先日のこと。円山動物園から「生きているサケをホッキョクグマに給餌したい」との依頼がありました。

サケフェスタの前日に、とのことで、さけ科学館でもサケがたくさん必要なタイミングと重なります。しかし!これはぜひ実現したい企画。
「では、4尾提供しましょう!」と、二つ返事でお引き受けしました。

日本海増協さんにも無理をきいていただき、なんとか必要数を確保。いつもありがとうございます。

よし、活きはいいぞ!
展示と一部採卵に使用したオスザケを1尾ずつ池からすくい、二重にしたビニール袋に入れます。
よし、袋の口とじて!
水はサケがひたひたにつかる程度で、残りの空間を酸素で満たします。
酸素ぱんぱん
輪ゴムでしっかり口を縛り、荷台に積んで日除けのカバーを掛けて出来上がり。
搭載完了!
ここから約30分。無事に到着してくれよ!と動物園のトラックを送り出します。
「行きまーす!」

双子の白クマ赤ちゃん通信を見ると、どうやら無事に到着し、くまさんたちに美味しく楽しく食べていただけたようで、何よりです。

きょう、さけ科学館横の真駒内川では、サクラマスとサケの産卵の競演が見られました。これは今まであまりなかったことです。
明日(23日)のサケフェスタでは、池での産卵と、川での産卵、どちらの瞬間も見ることができるかもしれません。
フェスタでは、イベントと産卵の観察、ダブルでお楽しみ下さい。